ピコレーザータトゥー除去の症例紹介

本日の症例写真は約3年前に当院でピコレーザーによる入れ墨除去を開始されたモニター様の経過写真です。背中に黒・赤の色が入ったやや広範囲の入れ墨治療症例です。女性ですのでなるべく傷ができず、少しでもきれいに消すことを目的として治療を開始しました。

埋没法症例Before 埋没法症例After

施術名:ピコレーザーによるタトゥー除去
回数:10回照射 ※局所麻酔等の使用なし
部位:背中
色:黒・赤
リスク・副作用:色素沈着・瘢痕

レーザー治療は輪ゴムで強くはじかれたような痛みを伴います。照射部位をクーリングしながら治療しますが、部位によってもかなり痛みを感じる部分があります。お声かけしながら無理なく治療をしていきますのでご安心ください。
レーザー照射後は皮膚が強いダメージを受けた場合に強い炎症が起こり一時的に色素細胞が活性化した状態(茶色)になります。色素沈着が強い間は皮膚の摩擦や刺激を避ける事が大切です。その為、次の治療まで最低でも2~3か月の期間をあける必要があります。

強い炎症を与える治療を繰り返し行っている為、7回目から8回目は約半年、9回目から10回目は約1年の期間をあけました。
長いインターバルをあける事で色素沈着が少しずつ落ち着き模様がかなり目立たなくなってきます。期間をあけることは皮膚のダメージを最小限に抑えると同時に不必要な治療を避ける事にもなります。
今日は残った墨だけレーザー照射しました。今回の治療で最後になるといいですね。長い間、頑張って治療を受けられて結果が見えてきて患者様も大変うれしそうでした。今日の治療結果はまた半年後に見えるかと思います。

治療経過は10人十色です。同じ黒でもインクの種類や彫り方で結果は異なります。治療回数や治療経過も全く違いますので 治療を受けるには十分なご理解が必要です。
こう言うのは正しくはないかもしれませんが「やってみないとわからない」という事です。ただし「やらなければ何も変わらない」とも言えます。まずはお気軽にご相談ください。

※お写真をよく見ると、色は抜けていてもうっすら模様が見えるかと思います。
これはニードル(針)で墨を彫った時にできる傷です。入れ墨はプロの方がマシーンを使い3本針や5本針といった針を用いて皮膚に傷をつけながら墨を入れていきます。この傷は彫った時点ですでに傷が入っていますので必ず残ってしまいます。その為、当院では「きれいに消えます」「必ず消えます」「何回で消えます」などのカウンセリングは行っておりません。又治療回数は目安でお話しをさせて頂きます。

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