切開法(直視下剪除+シェービング法)とは
ニオイのもとを取り除く切開法は、合併症のリスクが少なく、効果の持続性も高い治療法です。脇のシワに沿って2〜3cm切開して皮膚を反転し、ニオイの原因となるアポクリン汗腺とエクリン汗腺を直接目で見ながら切除していきますが、皮膚の厚さが1mm程度になるまでしっかり取らなければなりません。しかし、皮膚を均一の厚さで切り取ることは難しく、また凸凹になると汗腺が残ってしまいます。
当院では、しっかり効果を出すために、ローラーシェービング(イナバ式皮下組織削除器)を使用し、均一にまとめて汗腺を削り取ります。その後、直視下で汗腺の取り残しがないよう確認していきます。この方法は中央クリニックの「シェービンク法(イナバ式改良法)」で、切開法とシェービンク法を組み合わせた最も効果の高い治療方法になります。
傷跡は残りますが、時間の経過とともに脇のシワに隠れて目立たなくなります。
切開法のメリット
- 再発のリスクがほとんどない
- 医師が直接目で見てアポクリン腺を取り除くので効果が高い
切開法のデメリット
- ダウンタイムが長い
- 傷跡が残る
- 術後は脇の固定などが必要
- 仕事や学校に影響がでる
このような方に向いています
- ダウンタイムがあっても再発のない手術がしたい
- 効果がある治療なら少しくらい傷跡が残ってもかまわない
- 効果の高い治療がしたい
施術の流れ
カウンセリング・診察
患者様の日常生活や希望をお伺いし、適した治療をご提案させていただきます。
手術の詳しい内容、経過などわかりやすくご説明します。
施術
デザインした後、局所麻酔を行いシワに沿って2~3センチほど切開します。
皮膚を裏返し、直視下でアポクリン汗腺・エクリン汗腺をハサミで除去していきます。
ローラーシェービングも使用し、さらに確実に除去していきます。
切開部を縫合し、圧迫固定して終了です。
術後健診
3日目に圧迫固定除去、7日目に抜糸と検診も行います。
アフターケア
手術後の経過で気になる事や心配な事などありましたらいつでもお気軽にお電話ください。
状況をお伺いし、必要に応じてすぐに検診させて頂きます。
施術について
所要時間 | 60~90分程度(両ワキ) |
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通院回数 | 3回 |
痛み | 局所麻酔を行ないます。 |
ダウンタイム | 鈍痛は2日〜3日程度(個人差あり) |
アフターケア | シャワーは翌日より可能。入浴は抜糸の1週間後から可能。 |
注意事項 |
1週間は腕が上げれません。 飲酒や運動も1週間控えてください。 術後、3日目に固定除去、7日目に抜糸検診があります。 固定のずれや不衛生にすると感染し経過が長期になる恐れがあります。 |
よくある質問
- 手術の当日の服装は?
- ワキに圧迫固定をしますので、上は前開きでワキや腕周りにゆとりのある服装でお越しください。1週間ほどは、腕を90度以上に上げることができませんのでご注意ください。
- 傷跡は目立ちますか?
- 術後しばらくは赤み・ツッパリ感・傷の硬さなどあります。時間はかかりますが、徐々に傷跡はシワに沿って目立ちにくくなります。
料金表
施術内容 | 料金 | ||
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直視下剪除去(切開法) | 両わき | 男性 | 440,000円 |
両わき | 女性 | 352,000円 | |
麻酔 | 局所麻酔+処置代+薬代 | 33,000円 |
※表示価格はすべて税込です。
エクスパレル麻酔
約72時間鎮痛効果が持続するFDA認可の長期持続性・非オピオイド鎮痛薬「エクスパレル麻酔」の追加が可能です。