• エクスパレル麻酔とは
• 麻酔の違い
• エクスパレル麻酔の特徴
• このような方に向いています
• 禁忌・副作用
• よくある質問
• 料金

エクスパレル麻酔とは

麻酔薬の一種、ブピバカインを脂質の膜で包み込みリポソーム化したものです。リポソーム化することで、注入した位置に留まり、周辺組織に拡散せず、時間と共にゆっくりとブピバカインを放出します。それにより、約72時間鎮痛効果が持続するFDA認可の長期持続性・非オピオイド鎮痛薬です。

通常、手術中に使用する麻酔は、術後3～4時間で切れ、その後の痛みは、内服薬で緩和させます。術後、手術部位にエクスパレル麻酔を注入することで、術後のダウンタイム中の痛みをほとんど気にすることなく日常生活を送れます。もちろん、術後の麻酔が効いている状態での同じ箇所への注入ですので、注入時の痛みはありません。

通常の麻酔とエクスパレル麻酔の違い

通常の局所麻酔は水溶性ですので、注入後、薬剤が周辺組織に拡散し全体に広がっていき、手術中の痛みを感じにくくします。それに比べ、エクスパレル麻酔は局所麻酔液を脂質の膜で包みリポソーム化している為、注入後、周辺組織に広がらずに留まり、徐々に時間をかけて体内に放出されていきます。
もちろん、脂質の膜は、自然生分解性生体適合性なので、副作用なく通常の代謝で分解されていくもので安全です。

当院のエクスパレル麻酔の特徴

特徴その1

麻酔をリポソーム化

特徴その2

注入時の痛みはなし

特徴その3

安心してダウンタイムを過ごせる

このような方に向いています

• 術後の痛みが気になる
• 痛みに弱い
• 念のために、痛みを軽減させたい

エクスパレル麻酔の禁忌・副作用

以下の方は使用できません。

• 局所麻酔アレルギーのある方
• 18歳以下の方
• 妊娠中、授乳中の方
• 肝臓疾患のある方

副作用

稀に、吐き気、便秘、嘔吐、発熱の症状が見られます。

よくある質問

エクスパレル麻酔を注射する際に痛みはありますか？

手術時の麻酔が効いた状態で、エクスパレル麻酔をしますので痛みはほぼありません。

エクスパレル麻酔はどの箇所でも出来ますか？

基本的にはどの施術でも使用が可能ですが、目元の手術に関しましては、術後の腫れが強くなるため、当院では、主に形成外科手術やアブレーション治療などにおすすめしております。カウンセリング時にご相談下さい。